6月13日 長さのたし算
長さって、たし算ができる!
そのことを、池の周りの長さを測るというシチュエーションで教えようとしています。
ただ単に、1cm3mm + 2cm8mm という計算練習ではなく、問題の場面を示し、「周りの長さを調べる」という活動を通して「たし算」を教えています。また、子どもたちがパッと分かるように、拡大した図を黒板に貼っています。
6月12日 田植え
5年生が田植えをしました。東国分小学校の校区は、昔はたくさんの田んぼがあったそうですね。お世話をしてくださったボランティアの方から伺いました。
子どもたちは、泥だらけにながら、田植えを楽しんでいました。それにしても、5年生のパワーはすごい! いきいきとしていましたね。
6月7日 事例って
4年生の国語。説明文です。
先生は問うています。
「どうして事例が必要なのか?」
筆者が言いたいこと(要旨)は、最後の段落に書いてあります。そのことを、より分かりやすくするために、いくつかの事例を挙げて説明している、ということ。
先生は、少しでもそのことが分かるように、事例の段落を写真で子どもたちに分かりやすくしています。
アップとルーズの対比。言葉だけでなく、写真でも分かるように、先生も工夫しています。
6月6日 交通安全教室
今日は、1年生と3年生は、交通安全教室です。警察の方、地域の方が横断ほどの通り方、自転車の乗り方を教えてくださいました。
1年生にとって、警察の方から教えていただくのは、説得力があるのでしょうね。どの子も、右と左を見て、しっかりと渡ることができました。翌朝から、私が立っている横断歩道の渡り方が、いっそう上手になりました。
3年生は、この交通安全教室を受けて、自転車を道路で乗ることができる、と学校では指導しています。学校通信でもお知らせしたとおり、ヒヤリハット事案が発生していますので、子どもたちも先生たちも真剣でした。
さて、この交通安全教室で、私がとても感心したことがあります。それは、朝の運動場(写真左上)です。
交通安全教室は、運動場にラインカーで道路や横断歩道をつくり、運動場を道路に見立てて練習します。前の日の放課後、先生たちみんなでラインを引きました。
翌朝の運動場。だれも運動場で遊んでいません。先生たちは、何も言っていません。でも、東国分の子どもたちは、「今日は、交通安全教室なんだな」「先生たちがラインを引いているな」と気づき、「遊んだらラインが消えちゃうな」と考え、「遊びたいけど遊ばない」という行動ができていたのです。また、3年生は、自転車を持ってくる係の子がいたのですが、だれも自転車に乗らず、押して登校してきました。
自分たちで、きちんと判断できているな。うれしかったです。
6月5日 事例って
「例えば~」と言いながら説明することってよくありますよね。例を挙げると、言いたいことがより相手に分かってもらえます。
どの学年も、国語は説明文の学習に入りました。3年生以上の説明文は、事例と要旨(筆者が言いたいこと)の関係を考える学習です。
例えば、私は、子どもたちに突然こう言います。
・大根が好き
・たまごが好き
・あつあげが好き
すると、子どもたちは、「おでんが好きなんだ」と言います。そこで、「え、なんで分かったの?」と問うと、「だって、全部おでんの具」と言います。
例えば、私は、子どもたちに突然こう言います。
・2組の学級文庫の本、きれいにならんでるね
・2組の床には、ゴミ一つ落ちてないね
・2組の黒板のみぞ、チョークの粉ないね
すると、子どもたちは、「2組はそうじが上手って言いたいの?」「2組の教室はきれいって言いたいの?」と言います。
例えば、私は、子どもたちに突然こう言います。
・図書室の本は便利だよね。
・インターネットもいいね。
・人に聞くのもいいと思う。
すると、子どもたちは、「何か調べたいの?」「調べ学習の仕方?」と言います。
このように、事例と要旨(言いたいこと)の関係を子どもたちは学んでいます。文章が長くなると、先生たちの指導にも工夫が必要です。
6月1日 素晴らしい
「全力団結 笑って終われる運動会」のスローガンのもと、3週間の練習を経て、運動会をやり遂げることができました。保護者の皆様のあたたかいご声援、ありがとうございました。子どもたちのがんばりを見て、東国分小学校の子どもたちの、素直さ、自主性、優しさを改めて感じることができました。本当にすばらしい子どもたちです。「がんばるって気持ちいいね」「がんばった友だちに拍手を送ることって気持ちいいね」と子どもたちに話しました。そして、がんばることの気持ちよさを、これからの学校生活に生かしていきたいと思います。
東国分小の運動会を初めて体験した私は、とても心を動かされたことがあります。それは、PTA役員さんをはじめ、係の保護者の皆様の心のこもったご協力です。土曜日の草取り、注意喚起のお便り作成、テントの設営、看板の設置、駐輪場のお世話、各門での立ち番、プログラムごとのアナウンス、不審者の見回り・・・。そして、運動会終了後の片付けにお手伝いいただき、あっという間に運動場がもとどおりになったこと。おどろきました。本当にありがとうございました。
子どもたちのため、学校のため。そんな思いに支えられた運動会でもあったなあと思いました。
5月25日 東っ子お助け隊
早朝から、たくさんの保護者の皆様にお集まりいただき、学校の草取りとプールの石拾いをしていただきました。いよいよ、運動会を来週に控え、水泳の学習も来月から始まるこの期に、子どもたちのため、学校のためにご協力くださる皆様のお気持ち、本当にありがたいです。
ありがとうございました!
5月24日 3分の1かけるって?
6年生は、運動会のリーダーです。運動会の練習で、疲れもたまっていることでしょう。しかし、だからこそ、教科の学習もがんばってます。先生たちも、運動会と授業の準備を並行してがんばってます。
さて、問題文は分数で難しそうですが、算数の学習ではなく、日常生活の一場面と考えてみましょう。単位が2つ出てきます。㎡とdLです。1㎡は、1辺が1mの正方形の広さです。1dLは、給食で飲んでる牛乳の半分くらいの量です。
この感覚を量感と言います。そして、分数の学習は、この量感がものすごく大切です。しかし、この量感は、算数の授業の中だけではなかなか育てることができません…。
生活の中で、mや㎡を身近に感じる経験。1Lや1dLや100mLなどの「かさの単位」に親しむ経験。けっして勉強ではなく「量の単位」に親しむ経験。これが、分数の学習にはとてもとても大切です。
お風呂でペットボトルに水を入れて遊んだり、食卓や冷蔵庫、スーパーなどでmLやLという単位を探してみたり、長さ比べをして遊んだり、「何メートルくらいあるかな?」と予想して測ってみたりなど、身近な生活から量を感じる体験をしてみてはいかがでしょう!
5月23日 気づく→よりそう
全校一斉に、人権学習を行いました。
1年生の授業では、まず、しょんぼりしている友だちの絵を見て、その子の気持ちを考えました。次に、どんな声をかけるか考えました。
友だちの表情から、その子の気持ちに気づくこと。そして、しょんぼりしていたら、どうしたのかな?と考えること。
授業の最後は、役割演技をしました。先生が、しょんぼりした様子で立っています。先生に、子どもたちは、「いっしょに保健室行こう」「だいじょうぶ?」と声をかけ、教室が、とってもあったかい雰囲気になりました。
5月20日 インタビューしよう
1年生の子どもたちが、校務員の先生を囲んで、インタビューをしています。「お忙しいところ…」と前置きをしたり、事務室に入るとき「失礼します」と言ったり、オフィシャルな物言いの練習でもあるようです。校務員の先生のお仕事を尋ねた1年生。いろいろな場所を修繕したり、草刈りしたりしてくださっていることを聞いて、「うわあ、スーパーヒーローだあ」と歓声が上がっていました。その子どもたちの感性に、心があったかくなりました。
5月17日 デジタル観察
先々週苗植えした2年生のトマトがずいぶん大きくなりました。早くも、黄色い小さな花が咲き、小さな小さなトマトの実らしきものを見つけた子どもたち。うれしそうに、「校長先生、トマトがなってるよ。もうなってる。」と驚いた様子。よ~くみると、花の根本に小さな小さなふくらみがあります。大発見です。「すごいね~」と私。
すると、子どもたちは、PCのカメラでパシャリ!
今度は、私が驚く番です。「えっ、カメラ?」
手書きの観察記録、写真の観察記録、どっちがいいかなあ~。やっぱり写真ですね。記録ですから。
5月14日 校区の様子を地図に
3年生は社会科で、校区たんけんに出かけました。それを、教室で絵地図にまとめています。先生は、東国分校区の道路を学校を中心に拡大絵図にして、教室の壁に掲示しました。そこには、子どもたちが気づいたことやどんな建物があったかが書き込まれています。
住宅が多いところ。車の通りが多いところ。お店があるところ。緑が多いところ。などなど、自分たちの生活圏を絵地図の中に書き込んでいくことで、社会科の地理的内容の基礎の基礎を養っています。
この後、校区→久留米市→福岡県→日本→世界と、同心円状に子どもたちの学習は広がっていきますが、その最初の一歩です。ご家庭でも、「家が多いところ」「緑が多いところ」「交通の様子」「高良山」「高良川」「神社」「学校」「商店」「交番」「役所」「消防署」などなど、さりげなく地図上で教えてくださると、ぐんと社会が好きになると思います。
5月13日 応援団結成
いよいよ運動会に向けて動き始めました。昼休みに応援団の結団式が行われ、団長さんを中心に、みんなで輪になって自己紹介をしました。
応援団は、子どもの自主的活動です。6年生を中心に、話し合いを重ね、自分たちでつくった応援合戦にしてほしいと願っています。
私は、応援団の活動を見るときに、「輪になって話し合っているか」を見ます。一部の子だけではなく、全員が活動にかかわり、自分の役割を果たそうとしているかを見ます。チームワークは、集合したときの「輪」の形で分かります。だれかれとなく声をかけ合って、みんなでつくる姿を、それぞれのブロック、学年に広げていってほしいなあ。